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プレスリリース:スティームシップ 新サイバー保険のご案内

03 2021

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近年海運業界においてもサイバー攻撃が急増しており、その手法も多様なものになっています。サイバーセキュリティーは船舶の安全を確保する上で、今後ますます重要になってきます。

 

国際海事機関(IMO)はサイバーリスク管理を、既存の安全管理システム(SMS: Safety Management System)に取り入れることを奨励する決議を採択しており、実施期限は2021年1月1日以降の初回の適合証書(DOC: Document of Compliance) の審査までとなっています。

 

このような状況を鑑みて、この度スティームシップは、新サイバー保険のサービスを開始しました。本保険は、メンバーの皆様の船舶がサイバー攻撃を受けた際に、その対応を支援し、船舶が被る経済的損失を補填することを目的としています。サイバーインシデントによって引き起こされる可能性のある責任に関して、P&I保険においてはサイバーリスクを必ずしも免責としているわけではありませんが、メンバーの皆様は、システムとデータの復元コスト、およびサイバー攻撃を受け際、航海そのものに支障が生じ船舶がオフハイヤーとされた場合の損失などについて、保険によるリスクヘッジができない可能性があります。 本保険にご加入いただくことにより、メンバーの皆様はサイバーインシデントよって船舶が被った損失を補填するのみならず、トラブルの初期対応から解決に導くための支援をする、サイバーの専門家に素早くアクセスできるようになります。

 

尚、本サイバー保険は、Axis Capital社およびKennedys社と共同で開発されました。

 

Axis Capital社は、S&P社の格付けでA +と評価され、時価総額70億ドルを超える専門保険会社および再保険会社で、サイバー保険市場のリーディングカンパニーの1つです。

 

Kennedys社は、世界各国に64のオフィス、提携会社、協力機関を持つ法律事務所です。 英国、ヨーロッパ、アジア太平洋、ラテンアメリカ、米国、バミューダのオフィスにもサイバー専門の弁護士を配置しており、世界中のどのタイムゾーンにおいても、サイバーインシデントに迅速かつシームレスに対応が可能です。

 

Kennedys社のパートナーであるJonathan Evansは、以下のようにコメントしています。

“この度スティームシップにKennedysとAxisを選んでいただいたことで、24時間、世界中のあらゆる場所で、メンバーの皆様へ船舶のサイバーインシデント対応サービスと保険を提供できることを非常に嬉しく思います。 メンバーの皆様は、Kennedysの専用ヘルプラインにアクセスし、ロンドン、マドリッド、サンフランシスコ、シンガポール、シドニーにあるマリンサイバー対応の拠点を経由して、サイバーインシデントの初期対応から事態の収束までサポートを受けることが可能です。”

 

サイバー保険の詳細については、以下当クラブウェブサイトのリンクをご参照ください。

https://www.steamshipmutual.com/rules-and-covers/steamshipcyber.htm