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ギニアからのボーキサイトの輸送について

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Published: February 02, 2022

導入

ギニアのボッファに拠点を置くボーキサイト採掘施設でストライキが行われたことに伴い、ギニアに寄港する船舶に起こりうるリスクについて現地から助言を受けています。 ストライキが長引いている影響により、状態の悪いボーキサイトが荷送人から供給される可能性があります。

警告

ボーキサイトの輸送に関連する液状化のリスクに改めてご留意ください。また出荷に伴っては、水分含有量と輸送可能な水分制限を示す証明書が不可欠です。 荷送人はIMSBCコードに従い、証明書の添付を含めて船長に適切な情報を開示する義務があります。

液状化

貨物が明らかに湿っているように見えなくても、粒子間に水分があると船の動きにより貨物が圧縮されて水分が放出され、液状化が発生する可能性があります。これによって船体復原力の喪失、荷崩れにつながる自由表面効果が発生します。同効果は状況によって急速に進展する可能性もあります。

もし船長が貨物の品質に懸念を抱いている場合、または荷送人の申告に矛盾がある場合は、貨物の状態が確認できるまで積み込みを停止する措置も必要です。

Bulk Jupiterの事故

2015年、船員18名の死者を出した本船”Bulk Jupiter”の沈没事故は、マレーシアから積み込まれたボーキサイトの液状化が原因とされています。同船は、IMSBCコードでグループC貨物と分類された46,400トンのボーキサイトを積んでいました。事故後に判明したの独立分析所による分析結果によると、貨物の輸送可能な水分制限は10%であるのにも関わらず、積載されたサンプルは20%を超える水分含有量であったことが確認されました。

2021年1月にはIMSBCコードに改正が加えられ、微粉ボーキサイト(Bauxite Fines)をグループAとする新たな貨物スケジュールが追加されました。微粉ボーキサイト積載の際には、輸送可能な水分制限を下回るよう注意する必要があります。

※本記事の英語原文は以下リンクをご参照下さい。

https://www.steamshipmutual.com/publications/Articles/bauxite-cargo-carriage-from-guinea022022.htm

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